2012年4月19日木曜日

小説 広島の女 真理の夜 第6回

ある夜、真理は同僚の夫と居酒屋ではしゃいでいた。お酒が体を回るほどに、
「ああ、この男と愛の交歓をしたい」
 この考えが真理の頭を支配し始めた。
「ばれたら命が危うい」
 真理は同僚の女性の気象の激しさをよく知っていた。
だが燃え上がってゆく自分の心と体の情熱と欲望には勝てない。
「今日はずっと一緒にいたい」
 真理は露骨に同僚の夫を誘った。
どうもイケメンは女性からの強引なアタックに弱いようである。
「うん・・・・・・・」
 と同意の意志を真理に示すのだった。
真理と同僚の夫との不倫の愛の物語が始まった。

0 件のコメント:

コメントを投稿